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監督の撮影裏話「おしゃ子」 美術編

 こんにちは、チーフ監督の太田勇です。今回は、『「おしゃ子」現場監督日記 〜美術編〜』ということで、タイトルの写真、何かわかりますか?

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 正解は、おしゃ子とくすきが通うめう江のカフェに飾られてるオブジェ。
これ「gotica陶芸工房」のミカミヒロシさんからお借りしたものなんです。

 ミカミさんは、美術部さんの知り合いの芸術家でして、「おしゃ子」のテーマを聞いた時に最初に思い出したそうです。
 僕も美術部さんに写真を見せていただいた時に「これだ!」と思いました。ドラマの世界観にも合っているんで、OPタイトルバック(オープニング曲の映像)でも使用させてもらってます。

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 ちなみにこのOP映像の最後は「サザエさん」のオマージュさせて頂いてます。で、僕らがロケで使用させていただいたカフェは、荒川区にある「こひき屋」さんというカフェ。

 ご夫婦でやられているおしゃカフェ。
店内にテーブルに、goticaさんからお借りした「家」を置きます。

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 置く意図としては、俳優の方々が演技する時に小道具として使うかな、と思ってです。特にカフェは、座りのしゃべりのシーンなので。。。
 よく「相棒」で右京さんが紅茶を入れながら話してますよね。紅茶を入れる必要はないのですが、ああいう小道具があると、お芝居もしやすいでしょうし、そのキャラクターの特徴も出ますよね。それと同じです。
(テレ東の深夜ドラマの分際で、「相棒」と比べてしまい恐縮です…汗)
さらに…

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 カフェの奥の方に、怪しげなオブジェも配置しております。
これも美術部に用意してもらいました。これがあることで、MEGUMIさんの演技するスペースが広くなるかな、と思ったんです。
 これまた「相棒」で右京さんが窓際に行ってブラインドを覗きながら話したりしますよね。あれと同じです。(またまた恐縮です!)
もしもブラインドがなかったら、右京さんが動けないのと同じで、
MEGUMIさんが動くきっかけを作っておくのです。
(実際にMEGUMIさんがそのスペースを使うかどうかは、本編でご覧ください!)
 ドラマを美術セットという視点から見ると、また変わった楽しみ方もできたりします。ちなみに、ドラマで使用させていただいた「家」の陶芸品、こちらのページで買えます。


一つ一つ、ミカミさんが丁寧に作り上げた、まさに「おしゃ家」です。

番組概要
【番組名】 水ドラ25「 #おしゃ家ソムリエおしゃ子 ! 」
【放送日時】 2020年7月15日から毎週水曜深夜1:28~(水曜25:28)
【原作】 「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」 #かっぴー#大和書房刊
【主演】 #矢作穂香
【出演】 #富田望生 #MEGUMI #市原隼人
第5話
【ゲスト出演】 #藤田玲
【監督】 #山口雄也 (「 #四月一日さん家と 」「 #田園ボーイズ 」「 #侠飯 ~おとこめし~」)
【脚本】 #岩崎う大 ( #かもめんたる )2013 年キングオブコント優勝
(「 #四月一日さん家と 」「 #GOODPETSFORTHEGOD#岸田國士戯曲賞 ノミネート)
【制作著作】 「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」製作委員会
【製作】 #テレビ東京
【制作プロダクション】 #ラインバック
【番組公式URL】https://note.com/tv_tokyo_note/m/mbd9322fe88ad
【番組公式Twitter】@tx_oshako https://twitter.com/tx_oshako

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