選挙特番リハ中に娘が生まれました|テレ東「中の人」ファイル
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選挙特番リハ中に娘が生まれました|テレ東「中の人」ファイル

岡田さんプロフィール写真①

File.67 岡田幸彦(年齢:40代)
所属:経営企画局企画部
仕事内容:経営計画の策定や、取締役会・経営会議の運営など。入社以来、一番長く在籍していたのが報道局でした。


「テレ東」の半分は「優しさ」でできている・・・かも。

Q1.テレ東のどんなところが好きですか?

報道局の抱える大きなイベントの一つに「選挙特番」があります。

衆院選や参院選など「国政選挙」の投開票日は、放送局にとっても雌雄を決する「勝負の1日」といった雰囲気です。

さて、妊娠中の妻から「陣痛、もうすぐ」の連絡があったのは、2013年参院選の前日、しかも「リハーサルの真っ最中」というタイミングでした。

当時は今ほど「働き方改革」も進んでおらず「仕事のためなら家庭も犠牲に・・・」が当然の風潮です。

「立ち合いは無理だな」とあきらめかけた時、普段厳しくて有名な某プロデューサーから、まさかの言葉が出たのです。

「なにをしているんだ!早く病院に行け!一生後悔するぞ」

ちょっと拍子抜けして、一瞬固まってしまった私に、後輩がこう声をかけてくれました。

「タクシーの準備はできていますよ」

あとは病院に向け、一目散です。会社の玄関を出て「目の前にタクシーが」という時に、ある年上の社員が笑顔で話かけてきました。

「そんな形相でどうしたの?何かあったの?」お互い顔は知っていますが、普段話すことはほとんどない間柄です。事情を話すと、それまでの笑顔が一変、こう語りかけてきました。

「生まれたら、必ず奥さんに『ありがとう』っていうんだぞ。必ず最初にだ。俺はなあ、それを言わなかったばかりに、離婚調停の時まで責められたんだ。『ありがとう』がなかったって・・・」

・・・1時間後、無事長女が生まれた際、奥さんに「ありがとう」と声をかけたのは、言うまでもありません。

ちなみに、会社に戻った私を待っていたのは、スタッフのみなさんからの大きな拍手でした。


救急車を待ちながら見えた、澄んだ青い空

Q2.自分史上最悪のやっちまった仕事、もしくは、自分史上最高の忘れられない仕事は何ですか?

最高でも最悪でもないが、忘れられない仕事が1つ。

長女が生まれておよそ半年後、自分は、福島県南相馬市の草地で仰向けになっていました。すごく晴れた日だったのを覚えています。全身に響き渡るような強烈な痛みの中、目に入ってきた「青空」を今でも鮮明に思い出すことができます。

震災関連の特集を取材するために南相馬を訪れていた私は、運転手のハンドルミスで、車ごと土手から転落してしまったのです。

猛烈な痛みが襲います。何とかドアを開け草地に転がり出ました。原発事故の影響で立ち入りが制限されていたエリアで、助けてくれたのは「除染作業員」のみなさんでした。

その後、救急搬送された現地の病院で「腰骨の骨折」が明らかになり、1ヶ月寝たきりの生活を送ることになります。

写真①-1

リハビリの過程で「もうこの仕事を続けるのは無理だ」と何度もあきらめかけました。痛みや筋力の低下は想像以上で、日常生活を送るのも厳しい有様でした。とてもこれまでのハードワークに耐えられるとは思えなかったのです。

励ましてくれたのは、それまでに取材した被災地の方々でした。

わざわざお見舞いに来てくださった方もいれば、生活が厳しい中で「お見舞い」と一封を包んでくださった方もいます。

そして「あなたの取材は本当によかった。あなたのような人には元気になってもらわないといけない」と声をかけていただきました。

体だけでなく、心を立ち直るきっかけを与えてくださったのは、取材先の皆さまでした。


これまでに登場した「中の人」たち

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