1人何役?汗だくのスポーツ取材|テレ東「中の人」ファイル
File.66 池葉大樹(年齢:20代)
所属:スポーツ局情報部
仕事内容:「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」ディレクター。プロ野球 西武ライオンズ・卓球・フィギュアスケートを主に担当。
テレ東はいつも1人
Q1.「これって、テレ東っぽい!」と感じた“テレ東あるある”エピソードを教えてください!
オランダで行われたフィギュアスケートの取材でのこと。
日本の夜のスポーツニュースで日本人選手の活躍を届けるため各局が現場に集まっていました。
取材のお目当て、宇野昌磨選手や紀平梨花選手の演技終了後、わずか1時間後には日本でオンエアというタイムリミットが迫る状況でした。
そんな中、撮影、編集、インタビュー、映像を東京の局に送るという作業をしなければいけません。
他局はカメラマン・アシスタント・ディレクター・通訳と万全な布陣で臨む中、我がテレ東は入社2年目の私1人のみ。
(日本語は流暢ですが英語は話せませんので、会場にたどり着くだけで苦労しました笑)
他局は効率よく作業を分担する中、私は右往左往で1人走り回って、放送ギリギリでしたがなんとか間に合わせることができました。
アイスリンクは寒いはずなのに、汗だくになった事を今でも覚えています!
これはまさに“テレ東スポーツあるある”で誰もが経験しています。
1人で何役もこなさなければいけないので大変な時もありますが、ベテラン・若手関係なく、どんどん仕事を任せてもらえるのでやりがいがあります!
仕事の後はやっぱり美味しいご飯とビール!
「いや〜1人で頑張っていたね」と優しい他局の方達とみんなで一緒にご飯に行きました!
超高層ビルの中にあるテレ東本社
Q2.いろいろ足りないテレ東だけど、こんなプチ自慢あります!
本社が綺麗!しかも、駅直結で雨の日も濡れません。
テレ東といえばお金がない。
「汚い社屋なんでしょ?」というイメージをお持ちかもしれませんが、本社はなんと六本木一丁目駅の“230M級の超高層”ビルに入っているんです!
このビルまるごとテレ東!・・・ではないのですが、このビルの中にテレ東が入っていて、最上階は14階になります。
“超高層ビル”の“低層階”っていうのもテレ東らしいですね。
開放感があり、非常に働きやすい職場です。他局の方にも本社をよく褒めていただきます!
スポーツニュース放送中に地震
Q3.自分史上最悪のやっちまった仕事、もしくは、自分史上最高の忘れられない仕事は何ですか?
「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」の生放送でPD(番組進行の指揮者のようなもの)を担当した際、緊急地震速報が流れたことです。
PD(プログラムディレクター)とは番組進行の仕切り役で、アナウンサーやスタジオのスタッフなどに常に指示を送りながら限られた放送時間の中で全体の尺や展開を管理していく仕事です。
緊迫の瞬間が訪れたのは番組冒頭のVTR中でした。
なんとも言えないメロディとともに、画面には緊急地震速報のテロップが・・・
一瞬何が起こったかわからなくなりましたが、事態を把握しすぐにVTRを中断しスタジオに降りて地震の状況を伝える判断をしました。
この事態にMCだった竹﨑由佳アナは、冷静に地震が予想される地域を読み上げ始めました。
(やはりアナウンサーの瞬発力のすごさを改めて実感しました)
スタッフやスタジオが混乱して大切な情報を伝えられないことを避けるため、上司にも手助けをいただきながら全体に指示を出し、番組内容を変更して地震の情報をお伝えしました。
幸いなことに大きな被害が出た地震ではなかったですが、放送人として最も大切な情報を正確に伝えることの大切さを改めて認識させられ、貴重な経験をさせていただきました。
もちろん今後そのような災害が起きることがない事が一番ですが、有事の際はこの経験を活かしていきたいと思いました。
これまでに登場した「中の人」たち
あの有名Pやアナウンサーから裏方のスタッフまで、おもしろエピソード書いてくれています。マガジンにまとめていますので、ぜひチェックしてみてください!
「中の人」に聞いてみたいこと、ありませんか?
テレ東への応援メッセージ、番組の感想など募集中!
「#テレ東ファン」のハッシュタグをつけて、noteやTwitterに投稿してください。「中の人」に聞きたいことあれば、ファンプロジェクトチームが代わりに取材してきますよ〜。
テレビ東京ファンプロジェクトの最新情報は、コチラのマガジンで発信しています。番組の裏話も満載!ぜひ、フォローしてください。