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モヤモヤ姉妹の4代目|テレ東「中の人」ファイル

今回は、10月から日曜夜9時にお引越しした「モヤモヤさまぁ~ず」を担当する田中アナ。入社2年目ながらニュースにバラエティに大活躍ですが、テレ東だからこその経験をすでにたくさんしているんだとか。
田中アナ、泣きそうになった経験、教えてください!

プロフィール写真

File.31 田中瞳(年齢:20代)
所属:総合編成局アナウンス部
仕事内容:入社2年目になり「WBSトレンドたまご」「よじごじdays」「モヤモヤさまぁ~ず2」「7スタライブ」「TXNニュース」など担当させていただき、カラフルな1週間を送っています。


大いに滑った採用面接でした…

Q1.テレ東のどんなところが好きですか?

一言でまとめると、気取らずにいられるところです。

そもそも私は、自分を現状以上に体裁良く見せようとすると異常に疲れてしまう人間で(笑)、そんなにストレスを溜める器を持たずに生まれてきてしまいました。

こんな私の人間性を入社する前の時点で見破り、受け入れてくださった(かどうかは不確かです)のは、現在「モヤモヤさまぁ~ず2」でお世話になっている伊藤Pです。

今ではMCをご一緒させていただくことも・・・

無観客フェス


採用試験一次面接のときのことですが、周囲の人々が溌溂と自己PRをする中、私は空白の目立つエントリーシートを片手に「ヌルっと」現れたそうです。

そんなつもりはなかったのですが、当日は東京にその年1番の雪が降った日で、確かにすでに少し疲れていました。

「会社まで、雪の積もる地面を滑ることなく踏みしめてきたので、面接も滑らないように頑張ります。」という自己紹介で大いに滑ったところからスタートした面接。

体感時間でものの2分程度で終わらせられてしまった時は、意気消沈しました。

後から聞くと、その「ヌルっと感」が強烈な心証をもたらしてしまったのだとか・・・

大事な採用面接でも気取れないような私を受け入れてくださったテレビ東京は私の運命の職場なのだと、感じざるを得ません。

信じるか信じないかは・・・

フードサングラス


あっ、もうひとつあります!

お恥ずかしながら、私は「謙虚」で「自分を客観視できる」ところが自分の数少ない長所だと思っていました。

しかし、テレ東で仕事をしていく中で初めて自覚させられたことがあります。

自分の内側に潜む、頑固で気が強い自我の存在です(笑)。

ほかのキー局と比べて人数が少ないテレ東では、若手でも大きな仕事を任されたり、自分次第でどうにでもなってしまうような現場にポイっと放り出されたりします。意見を聞いていただけることもあります。

そんな自由な環境の中で仕事を始めて約1年半、頑固な自我の芽から悪い花が咲かぬよう、いつでも自分自身を顧みることだけは忘れないように心がけて過ごしています。

テレ東には、鏡に映った自分自身の姿を教えてくれる環境と人が揃っている気がします。そこが好きなんです!!

そしてお気づきかもしれませんが、このように自分の思いをよりダイレクトに伝えたいという思いから、つい話や文章が長くなってしまうところが私の短所です・・・。

涙が出そうになった中継現場

Q2.「これって、テレ東っぽい!」と感じた“テレ東あるある”エピソードを教えてください!

入社1年目の秋、3回ほど紅葉中継に行かせていただきました。

その頃、週に1度は物産展や屋外イベント会場からの生中継を担当しておりましたが、まだまだやっと流れが掴めてきた段階でした。

かき氷

↑こちらは私の中継デビュー戦。
(この直後、お盆の上にすべてのオリーブオイルをこぼす運びとなります。)

紅葉中継は事前にインサート撮影も行うため、早朝からのスタート。

当時としてはイレギュラーな現場にドキドキしながら向かうと・・・なんとディレクターさんもADさんもその番組の現場が初めてという方でした。

そこへやって来た、数回しか経験のない新人の田中。

いったん頭が真っ白になったことを覚えています。

これまでの中継先ではスタッフさんの進行通りに動いてきましたが、そんなふうに頼ることはできず、時間にも追われ、さらには容赦ない土砂降りの雨が降ってくるというトリプルパンチ!!!

情けない自分と秋とは思えない寒さに震え上がりながらも、結局はベテランカメラマンさんにリードしていただき何とか中継を終えたのでした・・・。

そう、新人だからといって、頼ってばかりでは成立しない事もあるのがテレ東です。

当時は涙が出そうでしたが、早くにこのことを実感出来たのは相当有意義であったと今なら感じられます。(以降、何度も同じような局面に立ち会うことがあったからです(笑))

お茶のみ

↑紅葉中継だけでく、桜中継にも行かせていただきました。
この時も寒くて寒くて・・・


また、取材で大きな展示場へ赴くと、他局のクルーに遭遇することも少なくありませんが、その数の多さに圧倒されていると、「お、俺たちは少数精鋭なんだ!ビビるな!」と笑いながら激励の言葉をかけてくださるスタッフさんも。

これがいわゆるテレ東らしさなのかな、と胸がキュンとしたこともあります。


つい最近、やらかしてしまいました。

Q3.自分史上最悪のやっちまった仕事、もしくは、自分史上最高の忘れられない仕事は何ですか?

真っ先に思い浮かんだんだのは、つい最近のオンラインフェスでの出来事・・・

ナナナと

簡潔に申しますと、片手にマイクを持っているのに、マイクを使わずに進行してしまいました・・・。

普段ピンマイクを使うことがほとんどで、慣れないハンドマイクを使いこなすことが出来なかったと言いますか・・・それ以前の問題ですよね。

当然、イベント終わりには音声さんからもご指導をいただきました。

思わぬ失態に肩を落としながら歩いていた帰り道、同イベントでカメラを担当していた同期に遭遇したため「どうしよう、やらかしちゃった・・・」と話すと「俺も1回ミスしたよ・・・」とまさかの労い合う展開に。

もちろん失敗は許されないことですが、こんな時、”同期っていいな”と安堵してしまいました。

入社式

↑同期は総勢28名。一言で表すならば「元気」です(笑)
例年と比較するとかなり多く採用した年なのだとか。


1年前を振り返ってみると、やはり“初仕事”というのは特に鮮烈に残るものです。

私の初仕事は、テレ東音楽祭の裏側で約5時間生配信!!!でした。

アナウンサー3人

5分のフリートークもままならない新人たちが、5時間ノーカットで配信をし続けるとは何事でしょうか。

今考えると、尚更その恐ろしさを感じます(笑)

配信中はステージを終えたアーティストの方々が代わる代わる来てくださいました。

特に緊張したのは、私が担当させていただいた吉田栄作さんへのインタビュー・・・

事前に調べた情報や用意してきた質問案はどこかへ吹っ飛んでしまい、せっかくの貴重な機会だったのにも関わらず記憶は曖昧です。

倒れ

↑5時間配信を乗り越えた直後、バタンキュー状態の同期森アナと私。
そしてこの状況を笑いながら撮影していた池谷アナ、学生時代にビールの売り子で鍛えた体力は本物でした。


・・・と言っても、まだまだ歴が浅い私にとってはすべてが「忘れられない仕事」として刻み込まれています。

テレ東ではどの先輩方も「若手の頃は大変だったな~」と言いつつ楽しそうにお話しをされますが、笑って過去を振り返られるような会社人生って素晴らしいですよね。

そんな未来に夢を膨らませながら、真面目に、真面目過ぎず、一歩一歩楽しみながら歩んでいきたいと思います。

まだそんな余裕はどこにも無いんですけれども・・・


これまでに登場した「中の人」たち

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