番組出演中のコンテンツプロデューサー|テレ東「中の人」ファイル
File.20 合田知弘(年齢:30代) 2006年入社
所属:コンテンツ事業局コンテンツビジネス部
社歴:人事部で新卒採用や研修を担当した後、希望してコンテンツビジネス部に異動。ドラマ24「マジすか学園」シリーズや「モテキ」ほかのコンテンツプロデュースや海外番組販売などを5年間担当した後、グループのデジタル戦略会社・テレビ東京コミュニケーションズの創業メンバーとして出向。見逃し配信サービス「ネットもテレ東」の立ち上げ、ネット連動企画の開発等を行う。テレビ東京帰任後、編成部にてデジタル戦略担当。2019年6月より2回目のコンテンツビジネス部でプロデューサー業務、ドラマ枠等の新規企画開発・ラインナップなどデスク業務を行う。
コンテンツビジネス畑を歩む2児の父
はじめまして、テレビ東京コンテンツビジネス部の合田と申します。
昨年4か月の育休も取得させてもらった、2児LOVEのアラフォーパパです。
自粛期間中は子どもと過ごす時間が増え、良かった面もありました。
Zoom会議への子ども乱入、抱っこヒモ装着の打ち合わせはデフォルトです!
私はテレビ局にいながら、どっぷりと制作現場に浸かるわけでなく・・
入社以来ほぼ、コンテンツビジネスやインターネットビジネスの畑で仕事をしてきました。
花形とされるバラエティ制作や報道の現場と比べるともしかしたらテレビ局の中では「亜流」のロールモデルだったかもしれません。
少なくとも10年前は・・。
そして2020年現在、「もしや自分はいま、本流にいるのでは?」などと勝手にのたまって、仕事しています。
時代は変わりました。
でもオールドメディアで仕事をする自分は、もっと変わらないといけない。
幅広い分野のパートナーの皆様と日々向き合い、日々ラーニングとアンラーニングを繰り返しながら自らをアップデートし続けることを信条に仕事をしています。
ビジネス書、自己研鑽、大好きです。(笑)
NewsPicksやグロービスの動画とかいつも見てます。
・・嘘です! ビジネスオンデマンドです! 笑
たぶん、テレビ局の中では相当な変わり者です。
一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)、上級ウェブ解析士という超マニアックな資格保持者です。気が合いそうな方はお声がけ頂けると嬉しいです。
新たなクリエイティブが花開くきっかけを
Q1.コンテンツプロデューサーの仕事を教えてください!
ドラマやバラエティ等、テレビ東京の番組コンテンツを活用し、放送CM+αの収入=「放送外収入」を得ることを考え、実行するのが仕事です。
具体的には、一例ですが連続ドラマを定額制の動画配信サービスに販売したり、イベントを開催したり、広告タイアップ企画を作ったり、ブルーレイやグッズを販売したりして売上を立てたりします。
特にテレビ東京の深夜枠には「ドラマ24」「ドラマ25」など、6枠程度のドラマのレギュラー番組が存在しまして、いずれも基本的に「製作委員会」を組んで番組を作っています。
アニメや映画によく使われてきたモデルですが、制作費を「投資」して、動画配信などのビジネスで「回収」しているので、一応はじめからビジネスありきの枠なのですね。
・・なんだかお金儲けのことばかり考えているように映りますね。。(汗)
仕事なので、あながち間違っていないですが・・あくまで僕の理想は
コンテンツビジネスでしっかりと収益を上げて、
意欲と才能あるクリエイターの制作原資にきちんと還元がされ
新たなクリエイティブが花開くきっかけになる。
そんなエコシステムが循環していくことです。
ひいては日本発のエンターテイメントが世界中の人に楽しんでもらえることが自分にとっての喜びです!
僕がコンテンツプロデューサーという職を選択し身を置いて、曲がりなりにも誇りをもって日々仕事をしているやりがいがそこにあります。
ただ、そもそもテレビ番組は娯楽ですから当然面白くないとファンの方も納得しないし、ましてやお金を払うなんて毛頭無理ですよね。
企画の中身の面白さを充実させて、収益はそのあとに付いてくればラッキーと思って仕事をしています。
あとは非常にシンプルですが、自分の関わったコンテンツで、誰かの暗い気持ちが少しでも晴れたり、暮らしが充実する後押しになっていたりすれば、こんなに嬉しいことはありません!いつもそう願っています。
あとは、おそらく今のポジションの魅力で言うと
番組の企画制作とマネタイズの両輪を同時に回せる点です。
いわゆる事業部にいながらドラマの制作プロデューサーにもなれる。
一粒で二度おいしいです。非常にやりがいがあります。
ただその分、究極のマルチタスカー(?)になって、ボーっと生きてると本当に忙殺されます・・・・。
僕が仕事を抱えすぎて、Googleカレンダーが詰んだテトリスみたいになって(そろっても消えてくれません)社内にも迷惑をかけている人がたくさんいるので、この場を借りて謝りたいです。いつも、ゴメンナサイ。
少しでも、皆さんに還元できるように頑張ります。
チャレンジ企画をご紹介
ところで最近いくつかチャレンジしている企画をご紹介しておきますと、この場、noteにもご縁があって【note×幻冬舎×テレビ東京】で実施した
「コミックエッセイ大賞」の運営に関わらせて頂いたり、
▼「コミックエッセイ大賞」(4000通を超える応募が!すごい。。)
それから、”noteクリエイターの投稿でドラマを作る!”というチャレンジングな企画を担当したりもしました。
▼「知らない人んち(仮)」
これも本当に数千件の応募があって、テレビコンテンツの制作に参加されたい方がものすごく多いことを数で実感しましたし、今後も何らかの形で取り組みは続けていきたいです。
番組にも少し出させてもらいました。審査中の様子・・
また毎週土曜深夜2時10分~放送中の「今日からやる会議」という番組では、会議のメンバーとして、さらば青春の光・カミナリという2組の芸人さんと一緒に番組にも出演しています。
切り口はバラエティ番組ですが、ビジネスを立ち上げて利益を出すことを真面目に目的にしており、まるでロールプレイングゲームのように、人から人へ、ビジネスが数珠つなぎになっていくのが魅力!の番組です。
いまは番組で作った池の水サイダーがほぼ完売し、AI-Vtuberや、マンガ原作開発や、新しい東京土産を作ったりしております!(詳しくは番組で!)
最近はZoom収録が普通になって、自分の部屋からテレビに出演する稀有な体験もさせてもらっています。笑
宜しければ「ネットもテレ東」や「Paravi」でご覧ください。
▼ネットもテレ東 「今日からやる会議」
▼Paravi 「今日からやる会議」
制約を面白がって、企画で勝つ!
Q2.テレ東のどんなところが好きですか?
企画力や行動力がぶっ飛びすぎて・・
尊敬してやまないメンバーが先輩後輩問わず多い点です。
組織は人。企画も人。と言われますが、
「制約を逆手にとり、それを面白がって企画で勝つ!」みたいな勢いが社内で感じられるところが本当に好きです。
よく言われる話として、テレビ東京は番組制作費や社員数も、他局より少ないです。
その状況を嘆いていても仕方がないので、みんなで頭をひねって、ちぎれるまで考えます。
この過程も結構楽しいかなと思っていて、僕の性に合っているのかもしれません。
うちの社内はそんな環境でもがいてきた“猛者たち”が多くて、とっても刺激的です。良い意味でも悪い意味でも飽きません!笑
「日本の文化=テレ東」だった幼少期
Q3.テレ東歴代で好きな番組No1は何ですか?どんな思い出がありますか?
思い入れがあるのは、「TVチャンピオン」です。
私は親の仕事の都合で小学校時代をアメリカで過ごしたのですが、
当時はインターネットもなく、日本の情報がなかなか手に入らない中(いま思えばちょっとグレーなんですが・・)近所の日本食料品店に、日本のTV番組が録画されたレンタルビデオが毎週入荷されていて、よく利用していました。
いろんな局の番組を見ていたはずが、
記憶に残っているのはなぜかテレビ東京の番組ばかり。
(テレビ東京だけ、味付けがものすごく濃かった・・?)
特に好きだった「TVチャンピオン」は、今でも鮮明に覚えていますが、
「第3回全国大食い選手権」が衝撃的に面白くて、一度返却したビデオを「もう1回借りて!」と親にせがんだ記憶があります。
海を渡り、異国で不安な幼少期を過ごした僕にとっては「日本の文化=テレビ東京」だったと言っても過言でない気がします!
海外スターが来ない!?
Q4.自分史上最悪のやっちまった仕事、もしくは、自分史上最高の忘れられない仕事は何ですか?
日々、いろいろとやっちまってますが、少し昔の話で。
自分がやっちまったわけではないのですが・・・
入社して数年のまだ若手だったころ、担当していたドラマへの出演を依頼した海外の某スタータレントが、諸事情で来日予定が取りやめになってしまったことがありました。
放送予定も発表しているし、何とか撮影をしないと放送に穴をあけるという状況になって、非常にヒヤヒヤした記憶があります。(結果、いろいろあって無事に来日してくれました!)
今では良い思い出です。大事なことをたくさん勉強させて頂きました。
関係する皆様、本当にありがとうございました。
以上です。
長文をお読みいただきまして、有難うございました。
今後ともテレビ東京をよろしくお願いします!
これまでに登場した「中の人」たちをピックアップ!
伊藤隆行:モヤモヤな伊藤P 続きもあります!
湯面由香里:いつも笑顔の「音のプロ」
松丸友紀:プロデューサーもやってるアナウンサー
真船佳奈:漫画家でもある編成マン
遠藤哲二郎:テレ東の秘部を作った男
狩野恵里:目指すはアナウンサー界の◯◯王!
清水健:卓球とテニスを追いかけて世界中を飛び回る
岩本朝美:居心地のいい落とし穴を作っちゃった美術さん
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